いろいろな出会い1
パートーナーエージェントでの活動を始めて2ヶ月で22名の方とファーストコンタクトをしてきた。
今回はこれまで書けていなかった方について書いてみようと思う。
まず始めは瀬名さん(32)
総務事務・経理をされている方で、本人いわく大きい会社ではないと言っていた。
彼女とは品川のホテルのロビーでの待ち合わせだった。
そのホテルのロビーは、自分と同じようにお見合いのために待っている男性がひっきりなしに現れる場所で、ものずごくお見合いに利用されている場所のようだった。
そのため、ホテル内のカフェスペースの大半はお見合いらしき男女で埋まっていた。この光景は、これ以降も他では見たことなく、異様な感じがした。
待ち合わせ時間に瀬名さんがいらっしゃると、自分たちも御多分に洩れず、ホテル内のカフェスペースに入った。
飲み物を注文しつつ、お互いの自己紹介、趣味、仕事について話していった。
始めは普通の雰囲気であったが、結婚後に共働きできるかどうかの話になった時に、急に「自分の会社は小さいから産休や時短勤務はできない」とネガティブ発言が飛び出し、彼女は急に怒り出した。
( ゚д゚)
聞いてはいけない質問だったのか?
これまでコンタクトとした人で、こんな感じの回答をする人はいなかった。
結婚後の生活を考えるには、いつかは聞かないといけない質問だと思う。こんな事で怒らなくても・・・
このような状況になったため、二人の間の雰囲気は重く、ギクシャクしたものになってしまった。
その後、15分ぐらい話を続けたが、この雰囲気は解消される事なく45分ぐらいでコンタクトは終了した。
回答はもちろん「NO」だ。
こんな人もいるのだと、社会勉強になったコンタクトだった。
ちなみに、絶対に次に繋がることはないと確信していたので、微々たる抵抗としてお茶代は割り勘にしてやった。
ファーストコンタクトで使いやすい喫茶店(有楽町・銀座・日比谷編)
パートーナエージェントのファーストコンタクトではお茶をするのが一般的だろう。これまでの婚活経験で、自分が利用し、使いやすかった喫茶店を場所別に紹介しよう。
ファーストコンタクトは男女が初めて会う機会であるためお互いに緊張する。また、お見合いしていること、話の内容を他に聞かれると気まずいため、できるだけプライベートな空間を確保できるお店が良い。
今回は、有楽町・銀座・日比谷に絞って紹介しよう。
このエリアは休日には買い物客などで人がものすごく多いが、喫茶店の数も多いので、カフェを探すのはそれほど難しくない。待ち合わせる場所に応じて2、3カフェを把握していれば大丈夫だろう。
有楽町・銀座
ルノワール
一番使いやすいのはルノワール。一つ一つの机が独立しているので、周りの人に会話内容を聞かれる可能性が少ない。
実際、婚活を始めてみると、男女でかしこまった雰囲気になってしまうため、他から見られるのは恥ずかしい。また、込み入った話になる可能性もあるので、出来るだけプライベート空間が保たれている方が良い。
幸い、銀座には4つルノワールがあるので、待ち合わせ場所によって近いお店に行くのがベストだろう。座席数も多いので、それほど待つことなく座れることができるはずだ。
オールラウンドカフェ・ジュン
東京交通会館の3階にあるお店。昔ながらのレトロな雰囲気の喫茶店だ。3階にあるということもあり、休日でも席が空いている可能性が高いため比較的入りやすいお店だ。
隣の席との空間もある程度あるため、プライベートも保ちやすいお店だ。
日比谷
日比谷側は銀座側に比べるとビルが立ち並んでいるため、カフェはそれほど多くない印象がある。しかしながら、
喫茶室ルノアール 新有楽町ビル店
やはり安定しているのはルノワール。中でも有楽町店は店内も広くて良かった。ただ、カーペットが真っ赤なのが少し微妙。
カフェ・レクセル
東京国際フォーラム内の地下にあるカフェ。
土日の午後は混んでいる場合もある。
横並びの席になる可能性はあるが、隣とのスペースはある程度ある。
これ以外に、サンマルクカフェ、プリントがあるが、隣との距離が結構近く、若干気まずい時があった。
いずれにせよ、実際に使う前に、一度行って、確認した方が良いだろう。
タイムリミット婚活3
今月で退会するため一緒に成婚退会したいと提案してきた鈴香さん。
この日の食事以降も、それまでと変わらずにメールで連絡し合っていた。
「退会とはどういう意味なのだろう?」
「今月中に彼女に決められるのか?」
そんな、疑問と悩みが頭の中で駆け巡る。
彼女と一緒にいることは楽しいが、このような相手を思いやらないやり方、悪く言うと脅迫的な手法を取るのは好きではない。
もし、このまま結婚へ進んだとして、彼女が何かを要求するときは、相手にプレッシャーをかける要求の仕方をするのだろうか。
そんな生活だとしたら耐えられないな・・・
結論が出た。
こういう人とは結婚はしたくない。
一応、結論は出たが、彼女の思惑を確かめたいとも思ったので、3回目の約束をして食事へ行った。
食事自体は話も弾んで楽しかった。しかし、この件に関しては彼女の退会意思は強いらしい。
その後もメッセージのやり取りは続いていたが、その月の下旬に彼女から退会する連絡が入り、そのまま去って行ってしまった。
このまま退会するということは彼女の自分への想いは大したものではなかったに違いない。未だに謎としか思えない。
タイムリミット婚活2
鈴香さんとのファーストコンタクトが終了し、交際が成立した。
2回目という事で、今度は食事へ誘ってみた。場所は都内のイタリアン料理。
このお店はパートーナーエージェントの婚活だけでなく、以前から女性と会う際に重宝させてもらっている場所だ。
予約しなくても入れるし、料理も美味しく、席によっては景色も良いというのが活用する理由だ。
鈴香さんとは、土曜日の夜に待ち合わせをしてお店へ向かった。
前回と今回の間で彼女は旅行へ行ったらしく、お土産をもらった。
こんな感じで自分に対して特別な計らいをしてもらうと、一気に好感度は上がってしまう(自分は単純だなあ)
今回は料理を食べながら、鈴香さんが行ってきた旅行の話や、お互いの近況について報告し合った。
そして、一通り話が終わり、まったりしたムードになった時に鈴香さんが急に
「私、今月で退会する予定なので、もし、よろしかったら今月中に退会しませんか?」
鈴香さんの言葉に驚いた。あまりにも唐突な発言過ぎて、驚いた口がふさがらなかった。
「今月中に退会?」
まだ、世間一般でのお友達状態の「交際中」にも関わらず、今月中にパートーナーエージェントを二人で成婚退会しようという申し出だった。
ここまで自分を思っていてくれるのは嬉しいが、まだ期間が短いので彼女の人となりが分からない。
また、同時期に並行してファーストコンタクトもしているし、交際中の人もいる。とても今月中に決められるとは思えない。
この場で結論を出すべきではないと思ったので、「検討する」と言って、この場は切り抜けた。
彼女は本気で退会するつもりなのだろうか。
退会するなら、なぜ活動する?
そんな疑問に頭を支配されながら帰りの電車に乗った。
タイムリミット婚活1
前回までの詩織さんと会っていた間に、会うことになったファーストコンタクトのはなし。
今回お会いするのは31歳の医療系で働かれている方。彼女のことは鈴香さんと呼ぼう。
鈴香さんとの待ち合わせは渋谷だった。
現在の渋谷はいろいろと再開発をしていてかなり分かりにくいので、出来るだけ目印が分かりやすい場所を選んだ。
待ち合わせ時間になると、マキシマムのロングスカート姿で彼女は現れた。
少し小柄ではあるが、スタイルが良く綺麗系の顔立ちをしている方だ。
早速、近くの喫茶店に入って会話を始めた。待ち合わせ時間が午前中だったこともあり、お店にはすんなりと入ることが出来た。渋谷はものすごく人が多いので、午前なら今回のように大丈夫なのかもしれないが、午後の待ち合わせになると、喫茶店探しで苦労するかもしれない。
鈴香さんとは、お互いにゲームが好きだということが分かり、彼女は結構詳しかったので、それに関する話ばかりしてしまった。
詩織さんとのときと比べるとしっくり感は薄いが、話していて結構楽しかった。彼女とならば、他にもいろいろな事を話せそうだと感じた。
ファーストコンタクトが終わり、スマホで「YES」回答をすると、その日の内に交際が成立した。
今後に発展するかどうかは分からないが、次は食事に誘ってみよう。そう思える出会いだった。
恋は花火とともに7
詩織さんとの4回目のデートで衝撃的な告白を受けた。それは、今後再発の可能性がある病気を抱えているとのことだった・・・
考えた。悩んだ。
誰かに相談したいと思った。
しかし、たとえ誰かに相談したとしても、最後に決めるのは自分だ。他人に決定の責任を負わせるわけにはいかない。
詩織さんには前回に会った後に、考える時間が欲しいと伝えている。
最終的には自分がこの現実を受け入れて生きるか、別の道を探すかだ。
受け入れた場合、もしかすると再発して看病や先に亡くなってしまうかもしれない。そのときに、子供がいたらどうする?
親は遠いし、年齢も重ねているので預けるのは難しい。そうなると、1人で育てるしかない。自分にできるのか?
別の道を探した場合はどうだろうか?
詩織さんのようにしっくりくる相手に巡り会えるのだろうか。
詩織さんと出会うまで20人ぐらいの人と会った。その後も新たの人と会っているが、同じような印象を持てる人はいなかった。
そうなると、50人に1人り、100人に1人、もしくは、今後は巡り会えないかもしれない。
別の道を探した場合は結婚できない可能性もある。
この二つの選択肢を考えていると、頭が一杯になり仕事も何もかも手につかなくなる。
こんな感じで1週間悩んだ。
そして、ある結論に達した。
自分は詩織さんの運命を受け入れられるほど強くはない。
長い期間を付き合っていれば情も移るので、このような結論には至らなかっただろう。婚活という彼女との薄い関係だからこそ、まだ解消することができる。
男らしくない、
ひどいやつだ、
いろいろな罵詈雑言が自分の中から吐き出される。
しかし、自分の人生を考えるならば、ここでリスクを取るよりは別の選択肢を探したい。
自分の夢、何のために婚活しているかというと「温かい家庭をつくりたい」という事を思い出した。
この結論には正解はない。
ただ言えるのは、自分の夢を全力で追い求めなければならない。そう心に誓った。