ラブ・ジェネレーション4
春華さんとの3回目のデートが決まった。
今度は彼女の地元の付近でご飯を食べようということになった。
ここで、ひとつ気がかりなことがある。
彼女は本当に9歳の年齢差を気にしないのだろうか。今回はこの点を改めて確認したい。
夕方に駅で待ち合わせることになった。
自分が普段は乗らない電車と駅のため、目に入ってくる景色が新鮮だ。
婚活では、相手に会うために普段は訪れない場所にも行くことがあるので、旅行好きとしては少し嬉しい。
駅の改札を出ると、春華さんが券売機の付近で待ってくれていた。
早速、彼女と食べに行くお店を探しに行った。彼女は普段からこの駅に来ることが多いらしく、いろいろなお店を知っていた。
その中でも、古い民家を改装してお洒落な居酒屋になっているお店を紹介してくれた。
お店の2階に上がると、間接照明により少しムーディーな印象の和室に通された。料理はイタリアン系でお酒の種類も豊富なようだ。
注文した料理とお酒が運ばれて来たので、軽く乾杯をして、いつものように話し始めた。
1時間ぐらい経った頃に年齢差についてどう考えているかを聞いてみた。
すると、彼女は同年代の男は幼く見えるらしく、年上の相手を希望しているとの回答だった。
これはチャンスありということか!?